診療時間を構造化データで表現する、曜日別と例外日をどう書き分けるか

診療時間を構造化データで表すときは、曜日ごとの通常枠を土台にし、昼休みは時間帯の分割、臨時休診は日付を指定した例外として記載します。患者さんが見る診療時間表と同じ予定を機械にも渡すためには、開始時刻と終了時刻だけでなく、どの日に有効な案内かまでそろえる必要があります。
午後に休みがある日を朝から夕方までの連続した枠にすると、休診中にも診療しているように伝わります。先に通常の1週間を確定し、次に日付限定の変更を重ねる順序なら、通常診療を消さずに休日の予定を管理できます。
診療時間の構造化データは通常枠と例外を分ける
毎週繰り返す診療時間と、特定の日だけ変わる診療時間は別に持たせます。患者さんが来院する日を選んだとき、その日に当てはまる案内が1つに決まる状態が目標です。
通常の1週間を基準に置く
構造化データは、ページにある情報を項目名と値の組み合わせで機械に伝える記述です。診療時間なら「月曜日」「9時開始」「12時終了」を別々の項目に入れ、同じ条件の枠を繰り返して通常の1週間を表します。
通常枠を整理するときの基準は、祝日が含まれない1週間。月曜から金曜まで同じ時間と決めつけず、木曜休診や土曜午前のみなど、曜日ごとの違いを先に書き出します。
この段階で、院内で使う予定表とホームページの診療時間表に違いがあれば、どちらの時刻を患者さんへ案内するか担当者に確認します。古い表示をそのまま転記すると、記述が整っていても予定の誤りが残ります。制作会社へ渡す一覧には、曜日ごとの午前・午後の開始と終了、休診の別をそろえ、未確定の欄は推測で埋めずに確認事項として残します。
項目名と時間帯の対応
通常の診療時間には openingHoursSpecification(通常の営業時間指定)を使い、その中に OpeningHoursSpecification(1つの時間帯を表す型)を並べます。型はその情報の種類を示す名前であり、開始・終了・曜日をひとまとまりに扱うためのものです。
| 意味 | 項目名 | 値の例 |
|---|---|---|
| 対象の曜日 | dayOfWeek | Monday(月曜日) |
| 開始時刻 | opens (開始) | 09:00 |
| 終了時刻 | closes (終了) | 12:00 |
| 時間帯の型 | @type (型) | OpeningHoursSpecification |
曜日を表す dayOfWeek には規定の曜日名を使い、時刻は24時間表記でそろえます。これらの項目の意味は、構造化データの語彙を定める スキーマ・ドット・オーグの時間帯の定義に示されています。
診療終了と受付終了を区別する
診療時間として記載する枠は、ページで診療時間と案内している枠に合わせます。診療が18時までで受付が17時30分までなら、2つの意味を混ぜたまま片方の時刻だけを採用すると、画面の説明との対応が失われます。
受付終了は患者さんが来院を判断するうえで大切な条件なので、見える案内に明記する扱いです。時刻の項目だけでは「初診は30分前まで」といった条件まで伝えきれず、診療中という情報だけで受付可能と判断させない説明が求められます。
曜日別の時間帯はどう並べますか?
同じ開始・終了時刻の曜日は1つにまとめ、時間が異なる曜日は別の枠に分けます。曜日の数に合わせて作るより、同じ条件で診療する時間帯を単位にするほうが、短縮日の違いを把握しやすくなります。
時間が同じ曜日をまとめる
月曜・火曜・水曜・金曜の午前がいずれも9時から12時なら、その4曜日を同じ午前枠の対象にできます。機械に渡す記述では曜日名を複数並べる配列を使い、月曜から金曜という連続範囲で木曜まで含めないようにします。
たとえば、曜日の値を Monday(月曜)、Tuesday(火曜)、Wednesday(水曜)、Friday(金曜)と並べる場合も、開始と終了はその4曜日に共通する時刻として1組だけ記載します。
土曜の短縮診療は独立した枠へ
土曜だけ9時から13時まで診療するなら、平日の午前枠とは分けます。以下は書き分けのための架空の予定で、実際に記載する値は患者さんに案内している自院の時刻から決めます。
| 対象の曜日 | 開始 | 終了 |
|---|---|---|
| 月・火・水・金の午前 | 09:00 | 12:00 |
| 月・火・水・金の午後 | 15:00 | 18:00 |
| 土曜 | 09:00 | 13:00 |
土曜を平日と同じ曜日の組に入れたまま、別に13時終了の枠を足すと、土曜に2種類の終了時刻が残ります。変更する曜日を元の組から外してから独立させると、追加した枠との重複を防げます。
定休日に診療枠を作らない
毎週木曜と日曜が休診なら、診療する曜日だけを通常枠として列挙する方法が使えます。休診日にも便宜的に9時から18時を入れると開いている時間として解釈されるため、空欄を埋める目的で時刻を作る扱いは避けます。
画面の診療時間表には「木曜・日曜休診」と明記し、通常枠にその曜日の診療時間が残っていないか照合します。「記載がない」と「休診の案内がある」の意味は見る側によって異なるため、患者さん向けの表示でも休みを明確にする方針です。
昼休みは午前と午後の2枠で表します
9時から12時、15時から18時という診療なら、同じ曜日に2つの時間帯を置きます。昼休みの長さを補足文で差し引くのではなく、診療する区間だけを記録する形です。
開始と終了は区間ごとに1組
午前を09:00〜12:00、午後を15:00〜18:00として両方に同じ対象曜日を指定すれば、12時から15時までの時間は診療する区間から外れます。
1つの開始欄に「09:00、15:00」と詰め込む記述では、どの終了時刻と組になるかを項目の構造で示せなくなります。人が読む時刻表の1行と機械に渡す1つの枠は、必ずしも同じ単位ではないと捉えると整理しやすくなります。
朝から夕方までの連続枠を避ける
9時から18時の1枠にすると、昼の13時もその範囲に含まれます。画面に「昼休みあり」と追記していても、時刻のデータ自体に中断が表されていなければ、その休みを読み手が補ってくれると期待すべきではありません。
| 記載の形 | 13時の扱い | 診療予定との関係 |
|---|---|---|
| 09:00〜18:00の1枠 | 時間帯の内側 | 昼休みを表せない |
| 09:00〜12:00と15:00〜18:00 | どちらの枠にも含まれない | 昼休みを挟む予定に対応 |
仕事の合間に受診先を探す患者さんにとって、昼に行けるかどうかは大きな判断材料です。予定を合わせて出向いたのに休診だったという行き違いを減らすためにも、昼休みを含めた長い1枠へ省略せず、実際の診療区間を保ちます。
午後だけ休む曜日の扱い
毎週水曜の午後が休診なら、水曜は午前枠だけに含め、午後枠の曜日から外します。午前の対象曜日と午後の対象曜日を別々に決めれば、曜日ごとの違いを自然に表せます。
一方、ある週の水曜だけ午後休診なら、毎週の午後枠を削る変更ではなく、その日付の短縮診療として記載します。毎週の予定を直すか例外を追加するかは、午前・午後の違いではなく、変更が繰り返されるかで決まります。
祝日と臨時休診の構造化データ
通常と異なる日には、適用日を持つ特別な時間指定を置きます。祝日という言葉だけに任せず、休診や短縮診療になる日を実際の日付に結びつけると、通常の曜日枠との違いが明確になります。
特別な時間指定で通常枠を上書き
specialOpeningHoursSpecification(特別な営業時間指定)の中に、通常枠と同じ時間帯の型で適用日や開始・終了を持たせると、その日付の通常枠を明示的に上書きする指定になります。
上書きという扱いは、スキーマ・ドット・オーグの特別な営業時間指定の定義に基づきます。臨時休診のために月曜の通常枠を丸ごと消すと翌週の月曜まで影響するので、日付を限った情報として分ける意味があります。
1日の休診には開始日と終了日をそろえる
validFrom(適用開始日)と validThrough(適用終了日)は、どの期間の例外かを示す項目です。架空の臨時休診日を2027年2月10日とするなら、両方を2027-02-10にして、その日だけに範囲を絞ります。
終日休業を開始00:00・終了00:00で示す方法は、検索サービスを提供する Google の営業時間に関する記述例にあります。午前0時に短時間診療する意味ではなく、終日閉まる日の表現として使う値です。
| 例外の項目 | 終日休診の例 | 午前だけ診療する例 |
|---|---|---|
| validFrom(開始日) | 2027-02-10 | 2027-02-10 |
| validThrough(終了日) | 2027-02-10 | 2027-02-10 |
| opens (開始) | 00:00 | 09:00 |
| closes (終了) | 00:00 | 12:00 |
ただし、語彙として記述できる項目と、各検索サービスやAIが表示に利用する項目は同一とは限りません。特別な指定を書いたという理由だけで外部の案内まで直ったと判断せず、患者さんが目にする日付別のお知らせも合わせて更新します。
祝日休診を日付に落とす
「祝日休診」と表示していても、曜日の通常枠だけでは、その月曜が祝日かどうかはデータに含まれません。医院の休診予定として確定した祝日の日付を例外に登録し、通常診療の月曜と区別する運用にします。
振替休日も休む方針なら、その日付まで対象に含める必要があります。祝日の呼び名だけで一括処理したつもりにならず、実際に患者さんへ告知する日付と照合し、診療する祝日は短縮の有無も含めて個別に決めます。
連休と短縮診療は日付の境界をそろえる
連続した休診は同じ状態が続く期間としてまとめ、途中で診療する日があれば分けます。日付の範囲を短く書けるかより、各日に当てはまる時間帯が矛盾なく決まるかを優先します。
年をまたぐ休診は年まで指定
12月29日から翌年1月3日までの休診なら、2027-12-29から2028-01-03のようにそれぞれの年を含めて記載し、年末年始のどの期間かを明確にします。
開始と終了の年月日を昨年のまま残しても、翌年の同じ月日に自動で読み替わる指定にはなりません。休診期間が決まった段階で今年分を登録し、患者さんへの告知と同じ年を指しているか確認する扱いです。
連休中の診療日は期間から外す
長い休診期間の途中に1日だけ診療する予定があるなら、その日を挟んで休診の範囲を分けます。広い休診期間と診療日の例外を重ねるより、同じ日を閉まる日と開く日の両方に含めない形が扱いやすくなります。
例として8月10日から15日のうち12日だけ診療するなら、休診は10日から11日、13日から15日の2期間です。12日はその日の診療予定を別に持たせ、通常なら休診の曜日に当たる場合も含めて案内との対応を確かめます。
短縮日は残す時間帯をすべて記載
ある日の午後を18時終了から17時終了へ短縮するときは、その日の午前枠も含めた予定を例外として持たせます。特別な指定は通常枠を上書きする意味なので、変更した午後だけを書いて通常の午前が必ず残ると想定するのは避けます。
その日の予定が9時から12時、15時から17時なら、同じ適用日に午前と午後の2枠を置く形です。午前だけ診療する日には午前の1枠を置きます。午後の休みを表すために終日休診の指定も重ねると、残した午前枠と矛盾します。
表示と構造化データの照合は来院時刻で確かめます
診療日と来院時刻を具体的に選ぶと、画面の案内と機械向けの時間帯が一致しているか判断しやすくなります。曜日名がそろっているだけで終えず、昼休みや例外日の境界をまたいで確認する方法です。
昼休みと休診日の時刻で照合
通常診療日の10時だけを見て合っていても、昼休みの13時が診療中になっていれば修正が必要です。午前と午後の間に加え、短縮日の終了後や臨時休診日の午前を選ぶと、誤って残った通常枠を発見しやすくなります。
- 通常日の午前 … 診療時間表と通常枠がともに診療中
- 昼休みの途中 … 午前枠にも午後枠にも含まれない時刻
- 短縮日の終了後 … 通常枠の終了時刻が残っていない状態
- 臨時休診日の午前 … お知らせと日付限定の休診指定の一致
時刻の表記ゆれは、画面の「午後3時」とデータの「15:00」が同じ時刻を示すように整理します。
予定変更は表示と記述を一緒に更新
臨時休診が決まったら、お知らせだけでなく、その日付を持つ時間指定も同じ変更対象に含めます。患者さんに見せる文章を直しても、機械向けの記述が別管理なら古い時間が残るため、変更依頼には対象日と変更後の全時間帯を記載します。
たとえば依頼文を「水曜午後を休診に変更」だけにすると、毎週の変更か、その週だけの変更かを制作担当者が判断できません。「2027年2月10日のみ、診療は9時から12時、午後休診。翌週以降の水曜は変更なし」と書けば、対象日と残す枠が伝わります。
完了報告を受ける際も、その日付の表示と時間指定を確認できる形で示してもらうと、依頼内容との照合ができます。
- 変更の対象 … 毎週の曜日変更か日付限定の変更か
- 適用する期間 … 年を含む開始日と終了日
- 変更後の案内 … 終日休診か診療する時間帯の全体か
- 修正する表示 … 診療時間表と対象日のお知らせ
さらに、臨時休診を取りやめて通常診療に戻す場合も更新対象です。日付が来る前に予定が変わったときは古い例外を残さず、休診のお知らせとセットで取り消す扱いにします。
例外の翌日まで予定を追う
1日限りの休診を追加した後は、その日だけでなく翌日の案内も確認します。終了日を翌日まで伸ばしてしまうと、診療を再開する日にも休診指定がかかるため、例外が切れる境界まで見る必要があります。
翌日がもともとの定休日なら、例外が終わっても診療再開にはなりません。その場合は、翌日の休診が通常の曜日設定に沿っていることと、その次の診療日に通常の枠が戻ることを分けて確認します。お知らせに再開日を載せるときも、例外の終了日の翌日を機械的に書かず、通常の予定と合わせて決めます。
画面の表示と記述が一致した状態でも、検索結果やAIの回答がすぐに同じ内容へ変わるとは限りません。診療時間の整備は誤った案内を減らすための基礎として扱い、登録した枠の数だけで来院増や投資効果を判断せず、まず予定の正確さを確かめます。
よくある質問
昼休みは説明文に書くだけでよいですか?
診療する時間帯も午前と午後に分ける必要があります。9時から18時の連続枠のままでは昼休みもその範囲に入るため、開始・終了を午前と午後でそれぞれ1組ずつ記載します。
祝日休診と書けば毎年の祝日にも対応できますか?
日本語の「祝日休診」という表示だけで、毎年の祝日の具体的な日付まで指定した状態にはなりません。確定した休診日を年付きの日付として例外に持たせ、振替休日も自院の診療予定と照合します。
翌年の予定を作る際は、前年の日付を流用したままにせず、対象年の休診日へ更新します。祝日でも診療する日があれば、患者さん向けのお知らせとその日の診療枠をそろえる対応が必要です。
1日だけ午後休診にするときは午後の枠を削除しますか?
通常の午後枠は残し、その日だけ午前の時間帯を持つ例外を置きます。通常枠から曜日を削ると翌週以降にも影響するため、適用開始日と終了日を同じ日付にする指定が合います。
画面には対象日と午後休診を明記し、その日の午後が診療する時間帯に含まれていないか確かめます。次の同じ曜日には通常の午後枠に戻るかまで照合すると、毎週の変更との取り違えを防げます。
臨時休診が取り消された場合はどう直しますか?
取り消された休診の例外指定と、画面の休診案内を両方修正します。通常の曜日枠がその日の診療予定と一致しているなら、不要になった例外を除いて通常枠が適用される状態へ戻します。
通常とは異なる時間で再開する予定なら、例外を削るだけでは足りず、その日の時間帯に書き換える対応です。変更後の開始・終了を確定させてから、その日に見える案内との一致を確認します。
受付終了が診療終了より早い場合も同じ時刻にそろえますか?
異なる意味の時刻を、見かけだけ同じにそろえる扱いは避けます。診療時間として記載する値は診療時間の表示に合わせ、受付終了の条件は患者さんが読める案内に明記し、来院可能な時刻を判断できる状態にします。
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この記事を書いた人 Wrote this article
AIで集患している人@山岡
自社の本業は医薬部外品等のネット通販。某巨大企業の社畜マーケターとしても活動中。個人マーケと大手マーケ、社長と社畜、の両岸を現在進行形で行っているのが最大の強み。某メジャー競技で全国優勝多数の元アスリート。生活も仕事もストイックすぎて誰ともなじめず友達はいないが悩んでもいない。AIエージェントをフル活用した「集患の全自動化」に挑戦中。すでに全自動化の仕組みは完成しており現在はテストを繰り返してバグを修正中。