産婦人科・不妊治療クリニックのInstagram広告と予約導線の全体像

産婦人科・不妊治療クリニックの集患を伸ばすInstagram広告の始め方と予約につながる導線設計

産婦人科・不妊治療クリニックのInstagram広告は、目を引く写真や動画だけで予約が増えるわけではありません。

フィードやストーリーズで日常的に広告と出会う女性や夫婦に、検査や治療の流れ、費用、相談体制を落ち着いて伝え、プロフィールとLP、予約導線まで一本につなぐ設計が成果を分けます。

この記事では、クリエイティブの作り方から配信面の選び分け、医療広告ガイドラインを踏まえた表現、予約につながるCV測定までを、実務で使える順番に沿って整理しました。

妊娠保証や年齢不安の煽りに頼らず、安心して相談へ進んでもらう広告設計の土台を、一つずつ確かめていきましょう。

産婦人科・不妊治療クリニックのInstagram広告は検索広告と何が違うのか

Instagram広告と検索広告の違いを相談導線で示すイラスト

Instagram広告の強みは、患者が検索していない日常の時間に、クリニックの存在と相談しやすさを届けられる点にあります。検索広告が顕在層の刈り取りに向くのに対し、Instagram広告は比較検討の入口づくりに向きます。

日常のフィードやストーリーズで出会う広告という性質

検索広告は、利用者が不妊治療や産婦人科といった語句を自分で打ち込んだときに現れます。一方Instagram広告は、友人の投稿や趣味の写真を眺めている合間に、ふと目に入る形で届きます。

この違いは小さく見えて、患者の心理に大きく影響します。検索中の人はすでに行動を決めかけていますが、フィードを眺めている人はまだ受診を迷っている段階が多いといえます。

だからこそ広告では、いきなり予約を迫るのではなく、検査や相談の入口を静かに示す姿勢が向いています。

本人だけでなく夫婦や家族も画面を見ている

産婦人科・不妊治療の広告は、女性本人だけが見るとは限りません。妊活を一緒に考える夫やパートナー、ときには親世代が画面を見ている場面もあります。

そのため広告では、本人を追い詰める言葉よりも、夫婦で相談しやすい雰囲気を意識します。検査や費用の説明を二人で確かめられる流れを用意すると、保存やプロフィール確認につながりやすくなるでしょう。

検索広告やMEO、LINEとの役割分担

Instagram広告だけで集患のすべてをまかなう必要はありません。検索広告、Googleマップ、LINEはそれぞれ得意な場面が違うため、役割を分けて考えると費用が活きてきます。

チャネル得意な場面主な役割
Instagram広告検索前の比較検討・再訪認知と相談の入口づくり
検索広告受診を決めた顕在層予約の刈り取り
Googleマップ近隣で探す来院直前層所在地と評判の確認
LINE相談や予約のやり取り予約導線の受け皿

こうした分担を前提にすると、Instagram広告には認知と相談の入口という仕事を任せやすくなります。検索広告やマップで取りこぼす潜在層を、視覚で支える形が現実的でしょう。

Instagram広告が向くクリニックと向かないクリニック

向いているのは、検査や治療の流れを視覚で丁寧に説明でき、予約導線を整えられるクリニックです。逆に、LPや予約フォームが未整備のまま広告費だけを投じても、せっかくの接触が予約に結びつきません。

スマートフォンでの閲覧を前提に、保存からプロフィール、LP、Web予約までの流れがつながっているかを先に点検します。広告は接点を増やす道具であって、土台の弱さを覆い隠す道具ではないと考えておくと安全です。

Instagram広告を見る患者と家族はどんな気持ちで画面を見ているか

予約前の患者と家族の不安や相談心理を表すイラスト

広告を見る人の気持ちは一様ではありません。すぐ予約したい人もいれば、情報だけ集めて夫婦で相談したい人もいて、その違いを踏まえた声かけが予約率を左右します。

すぐ予約したい人と情報収集中の人が混ざっている

同じ広告を見ても、行動のタイミングは人によって違います。年齢やこれまでの受診経験によって、いま動きたい人と、まだ調べたい人が分かれます。

急いでいる人には予約の入口を、迷っている人には検査や費用の情報を届けます。一つの広告ですべてを満たそうとせず、複数の入口を用意する発想が役立つでしょう。

広告に触れる人を大きく分けると、次のような状態が混ざっています。

  • すぐ予約したい来院直前の人
  • 検査内容や費用を調べている比較検討の人
  • 夫婦やパートナーと相談したい人
  • 過去に広告やLPを見た再訪の人

状態ごとに必要な情報が違うため、広告文やLPでどの層に応えるかを決めておくと、伝えたいことがぶれません。

保存からプロフィール確認、LP遷移までの行動

Instagramでは、気になった広告をその場で予約する人ばかりではありません。まず保存し、後でプロフィールを開き、固定投稿やハイライトを確かめてからLPへ進む流れが多く見られます。

この流れを想定すると、広告単体ではなくプロフィールの作り込みが効いてきます。保存したくなる情報、開きたくなるプロフィール、迷わず進めるLPを一続きで考えましょう。

フィード、ストーリーズ、リール、発見タブで見方が変わる

同じ患者でも、配信面によって広告の見え方は変わります。フィードはじっくり、ストーリーズは素早く、リールは流し見、発見タブは新しい出会いという具合に、滞在の質が異なります。

そのため、フィードでは情報量を、ストーリーズではタップ導線を、リールでは冒頭の一言を意識します。配信面ごとに見せ方を変えると、離脱を抑えながら相談へ誘えるでしょう。

不安を煽らず相談へ進んでもらう声かけ

産婦人科・不妊治療の広告では、不安を刺激する言葉づかいを避けます。年齢や妊娠の可能性を本人に決めつける表現は、医療広告として問題があるだけでなく、患者を遠ざけます。

気になることは医療機関で相談できる、という落ち着いた誘い方が向いています。検査や治療の選択肢を一緒に確かめる姿勢を見せると、夫婦で前向きに動きやすくなります。

検索広告やMEOだけでは届かない層にInstagram広告が効く理由

検索前の比較検討層にInstagram広告が届く流れを示すイラスト

Instagramで認知を広げれば予約が自然に増える、という理解は正確ではありません。広告が効くのは、検索前の比較検討層に先回りし、視覚で信頼を育てながら予約導線まで整えたときです。

検索する前の比較検討層に先回りできる強み

受診を決める前の人は、検索語句を打ち込む段階に至っていないことが多いものです。妊活を始めようか迷っている時期に、フィードで相談先を知ってもらえるのがInstagram広告の利点といえます。

この段階で押し売りをすると逆効果になりかねません。検査や説明会の案内をやわらかく届け、比較検討の選択肢に入る。その積み重ねが、後の予約につながります。

院内の雰囲気や相談体制を視覚で伝えられる

文字だけでは伝わりにくい院内の落ち着きや、相談しやすい体制は、写真や短い動画でこそ伝わります。待合の雰囲気、説明の丁寧さ、プライバシーへの配慮を見せると、初めての受診への不安がやわらぎます。

ただし、赤ちゃんの写真で過度に期待を煽る見せ方は避けたいところです。あくまで相談と検査の入口として、誠実な雰囲気を伝える方向が安全でしょう。

広告を出す前に整えておきたいLPと予約導線

広告費を投じる前に、受け皿となるLPと予約導線を整えておきます。広告で関心を持った人がLPで迷ったり、予約方法が分かりにくかったりすると、せっかくの接触が無駄になります。

費用やリスク、通院の目安、相談予約の方法をLPで確かめられる状態にしてから出稿する。この順番を守るだけで、同じ広告費でも結果が変わってきます。

向いているクリニックと費用を使う前の確認点

Instagram広告が活きるのは、検査や治療の流れを正直に説明でき、相談予約や説明会予約まで導線を用意できるクリニックです。拡散やバズを狙うより、誤認を防ぎ、信頼を積み、計測できる体制を重視します。

出稿前には、計測タグの設置、LPの情報量、予約方法の分かりやすさを確かめます。土台が整っていれば、広告は比較検討層との出会いを着実に増やしてくれるはずです。

予約につながる産婦人科・不妊治療クリニックのInstagram広告クリエイティブ設計

予約につながる静止画・動画・カルーセル設計のイラスト

画像や動画の見た目を整える前に、誰に何を伝えるかを決めると、クリエイティブは予約へつながります。産婦人科・不妊治療クリニックでは、夫婦相談、検査、治療の流れ、費用、プライバシー配慮を軸に据えましょう。

フィードで信頼感を伝える静止画の作り方

フィードの静止画は、スクロールの手を止めてもらう最初の接点です。詰め込みすぎず、伝えたい一つのテーマを大きく見せると、スマートフォンでも読みやすくなります。

産婦人科・不妊治療の静止画では、夫婦で相談している落ち着いた場面や、検査・治療の流れを示す図解が向いています。妊娠を保証する表現や、年齢の不安を刺激する見せ方は使いません。

文字は読める大きさに絞り、広告文と画像、LPの内容をそろえます。見た瞬間に何のクリニックか分かる状態をめざしましょう。

色味や明るさも、医療機関らしい清潔感を意識して整えます。派手な加工に頼るより、自然な明るさで院内や図解を見せるほうが、初めての人へ安心して届きます。

リールとストーリーズで離脱を防ぐ動画の冒頭

縦長動画は冒頭の1〜2秒で見る価値を伝えないと、すぐに流されてしまいます。最初に相談先や検査の案内といったテーマを示し、続けて検査や治療の流れを落ち着いて説明します。

ストーリーズでは、タップで次に進める導線を意識します。短い字幕で要点を伝え、プロフィールやLPへ自然に誘うと、迷わず次の行動へ進めるでしょう。

動画でも、妊活や不妊を本人に決めつけず、相談と説明の体制を穏やかなトーンで伝えます。煽る演出よりも、安心して見られる雰囲気を優先します。

カルーセルで検査や費用、通院の流れを伝える順序

カルーセル広告は、複数枚で順を追って説明できるため、検査や費用の理解を深めるのに向いています。情報を詰め込むのではなく、一枚に一つの話題を割り当てると読み進めやすくなります。

順番見せる内容伝えるねらい
1枚目初診相談の案内相談しやすさを示す
2枚目検査の内容何を調べるか伝える
3枚目治療の選択肢段階があると示す
4枚目費用の目安不安を先に減らす
5枚目通院の流れ続けやすさを示す
6枚目説明会・相談予約次の行動へ導く

この順番で並べると、読者は相談から予約まで自然に理解を進められます。費用やリスクは隠さず示し、詳しい内容はLPで確かめられるよう導線をつないでおきましょう。

医療広告で避けたい表現とCTA・保存導線の作り方

クリエイティブの仕上げでは、避けたい表現とCTAの整え方を同時に確かめます。安全な見せ方を守りながら、保存と予約へつなぐ導線を設計します。

避けたい画像と動画の表現

過度に患部を映す画像や、恐怖をあおる演出、露出の強い表現、ビフォーアフターの比較は避けます。赤ちゃんの写真で妊娠を約束するような見せ方や、年齢のカウントダウンで焦らせる表現も使いません。

断定的な字幕も注意が必要です。必ず改善する、絶対に妊娠できる、といった言い切りは医療広告として問題になります。

CTAと保存導線の作り方

CTAは主CVである初診予約や相談予約とそろえます。広告では予約に直結する言葉を選び、迷ったら保存して後で見返せる設計にしておくと、比較検討層を逃しません。

保存したくなるのは、検査内容や費用、通院の流れを一覧で整理した情報です。役立つ内容を残してもらい、再訪のきっかけをつくりましょう。

産婦人科・不妊治療クリニックの配信面とオーディエンス、広告セットの組み立て方

配信面とオーディエンスを分けた広告セット設計のイラスト

広告セットを細かく分けるほど成果が上がるわけではありません。産婦人科・不妊治療クリニックでは、配信面と地域、新規と再訪の切り分けを押さえれば、過剰な作り込みなく予約につなげられます。

フィード、ストーリーズ、リール、発見タブの使い分け

配信面はそれぞれ見られ方が違うため、まずは複数面に配信して反応を見ます。フィードは情報をしっかり伝える面、ストーリーズは素早い接触、リールは流し見からの発見、発見タブは新規との出会いに向きます。

配信面向く見せ方主な役割
フィード情報量のある静止画信頼感を伝える
ストーリーズ縦型とタップ導線相談へ素早く誘う
リール短尺の動画流し見から関心へ
発見タブ保存したくなる内容新規との出会い

最初から一つの面に絞らず、反応を見ながら配分を変えると無駄が減ります。配信面ごとにクリエイティブを少し変えるだけでも、離脱の防ぎ方が変わってくるでしょう。

通院圏と相談圏に合わせた地域配信

産婦人科・不妊治療クリニックは通院が続くため、無理なく通える範囲に配信を寄せます。広すぎる地域に出すと、来院しにくい人にも費用を使ってしまいます。

一方で、不妊治療は遠方から通う人もいるため、診療内容によっては範囲を広げる判断もあります。自院の通院圏と相談圏を踏まえ、地域の設定を調整しましょう。

地域を絞りすぎると配信が伸び悩むこともあるため、反応を見ながら少しずつ広げる進め方が現実的です。広告費と通院のしやすさの釣り合いを見て決めていきます。

新規向けと再訪向けのオーディエンス設計

オーディエンスは、新規向けと再訪向けに大きく分けて考えます。新規には興味関心を手がかりに広く届け、再訪にはLP訪問者やプロフィール訪問者、動画視聴者への再配信を組み合わせます。

再訪向けの配信は、すでに関心を示した人に届くため予約につながりやすい傾向があります。ただし、同じ人に何度も出しすぎると煩わしさを与えるので、頻度には気を配ります。

類似オーディエンスを使う場合も、医療の前提を踏まえ、健康状態を推測させる作り込みは避けましょう。

Advantage系機能と避けたいターゲティングの発想

Advantage+配置やAdvantage系の自動機能は、配信を効率化する助けになります。ただし、自動だから安心と任せきりにせず、どの面にどんなクリエイティブが出ているかは確かめます。

避けたいのは、疾患や身体の状態、妊娠の可能性、治療の適応を本人に決めつけるターゲティングの発想です。細かく狙うほど、患者に見張られている印象を与え、信頼を損ねかねません。

配信の効率化を成果保証のように説明するのも避けます。機能はあくまで道具であり、予約に結びつくかはクリエイティブと導線しだいといえます。

医療広告ガイドラインを踏まえたInstagram広告の審査と表現の注意点

医療広告ガイドラインとMeta基準の審査注意点を示すイラスト

医療広告ガイドラインとMeta広告基準の両方を満たすことが、産婦人科・不妊治療クリニックの広告では前提になります。審査通過だけを狙うのではなく、患者に誤解を与えない表現をめざしましょう。

Meta広告基準と医療広告ガイドラインの前提

Instagram広告は、Metaの広告基準に沿って審査を受けます。これに加えて、医療機関の広告は医療広告ガイドラインという国の決まりの範囲で表現する必要があります。

医療広告ガイドラインは、患者が誤った期待を持たないよう、誇大な表現や体験談の扱いに線を引いた決まりです。広告では、所在地や連絡先、診療内容を明示し、根拠のない言い切りを避けます。

画像、動画、字幕、広告文に潜む審査リスク

審査で問題になりやすいのは、画像や動画、字幕、広告文に含まれる断定や誇張です。必ず妊娠できる、絶対に治る、地域で一番、最安、といった表現は使えません。

体験談や口コミに頼った見せ方、ビフォーアフターで効果を約束する演出も注意が必要です。一見ふつうの表現でも、効果を保証する印象を与えると審査でつまずきます。

審査に通っても、患者が誤解する表現は使わない、と決めておくと判断が楽になります。迷ったら、根拠を示せるか、本人の属性を決めつけていないかという二つの目で見直しましょう。

自由診療や検査、治療表現で必要な情報開示

不妊治療には自由診療が含まれることがあり、その場合は費用やリスク、副作用、治療の期間、回数、個人差を示す必要があります。広告だけで伝えきれない部分は、LPで確かめられる導線を必ず置きます。

費用を一部だけ見せて安く感じさせる表現は避けます。検査の精度や医療機器について、断定的に効果を語ることもしません。事実に基づいた範囲で、必要な情報を過不足なく示しましょう。

個人の属性を断定しない言い換えと出稿前の確認

医療広告では、患者の気持ちを理解しても、本人の属性を直接指摘してはいけません。あなたは不妊かもしれません、といった決めつけではなく、相談に対応していると伝える言い方に変えます。

避けたい表現安全な言い換え
あなたは〇〇かもしれません〇〇に関する相談に対応します
今すぐ治療しないと危険です気になる内容は医療機関で相談できます
必ず改善します診察と検査に基づき治療方針を相談します
安心・安全です説明体制と予約導線を整えています

出稿前には、画像、動画、字幕、広告文、LPまでを通して、断定や誇張が残っていないか確かめます。表現を弱めるだけでなく、患者が次に何をすればよいか分かる形に整えると、審査と信頼を両立できます。

広告接触後に予約へつなぐLP、プロフィール、予約導線の整え方

広告接触後にプロフィール・LP・予約へつなぐ導線イラスト

広告で関心を持った人の多くは、その場では予約しません。プロフィールやLPで情報を確かめ、迷いが消えたときに予約へ動くため、接触後の受け皿づくりが成果を分けます。

プロフィールで不安を下げる情報の並べ方

広告から興味を持った人は、まずプロフィールを開いて全体像を確かめます。診療範囲、検査内容、治療の流れ、説明会の案内、医師の紹介、プライバシーへの配慮を分かりやすく並べておきます。

プロフィールのリンク、ハイライト、固定投稿は、それぞれ案内役として働きます。費用ページや予約ページへ迷わず進めるよう、入口を整理しておくと安心感が高まるでしょう。

LPファーストビューと広告内容をそろえる

LPを開いて最初に見える部分が、広告の内容と食い違うと、人はすぐに離れます。広告で見せたテーマと同じ言葉、同じ雰囲気で迎えると、来た人は安心して読み進めます。

ファーストビューには、何のクリニックか、何を相談できるか、どう予約するかを端的に示します。広告とLPを別々に作らず、一続きの体験として設計しましょう。

Web予約、電話、DM、LINEで迷わせない導線

予約の入口は複数あってよいのですが、多すぎて迷わせては逆効果です。Web予約、電話、DM、LINE、相談フォームのうち、自院で受けやすいものを目立たせ、進む先を明確にします。

  • スマートフォンから押しやすいWeb予約ボタン
  • 診療時間外でも残せる予約フォーム
  • 相談しやすいLINEやDMの窓口
  • 迷ったときに使える電話番号

営業時間外でも予約や相談を残せる仕組みがあると、思い立った瞬間を逃しません。複数院がある場合は、医院ごとのページを分け、どこに通うか選びやすくします。

自由診療情報の網羅性とスマートフォン前提の予約導線

自由診療や検査、治療の情報は、不足があると審査でも信頼でもつまずきます。費用、リスク、副作用、期間、回数、個人差、所在地、診療時間、休診日まで、LPで確かめられる状態を整えます。

置き場所見せる情報ねらい
プロフィール診療範囲・説明会案内・医師紹介全体像を伝える
LP上部相談内容・予約方法来た人を迎える
LP本文検査・治療・通院の流れ不安を減らす
LP下部費用・リスク・所在地判断材料を示す

スマートフォンでの見やすさと、タップしやすい予約ボタンを前提に組み立てます。広告、プロフィール、LP、予約導線が一本でつながると、接触が予約に変わりやすくなります。

広告費を無駄にしない予算配分とCV測定、改善サイクル

広告費の予算配分とCV測定、改善サイクルを示すイラスト

広告費は、表示1000回あたりの費用や、予約1件あたりの費用に分解すると見通しが立ちます。主CVである予約を軸に補助CVと計測を切り分けると、費用が予約に変わっているかを判断できます。

主CVと補助CVを分けて評価する

計測では、まず主CVと補助CVを分けます。初診予約や相談予約を主CVとし、説明会予約、資料請求、LINE相談、DM相談、プロフィール遷移、LP遷移を補助CVとして扱います。

補助CVは予約の手前にある行動なので、増えると予約の芽が育っている目安になります。ただし、補助CVが増えても主CVが伸びなければ、導線のどこかでつまずいていると考えます。

区分含めるCV・指標
主CV初診予約・相談予約
補助CV説明会予約・資料請求・LINE相談・DM相談
行動指標保存・プロフィール遷移・LP遷移

区分を分けておくと、どの段階で人が止まっているかが分かります。広告の改善か、LPの改善か、予約導線の改善かを切り分けやすくなるでしょう。

MetaピクセルとConversions APIの役割

予約や問い合わせを計測するには、MetaピクセルとConversions APIを設置します。ピクセルはブラウザ側、Conversions APIはサーバー側で計測し、両方を使うと取りこぼしが減ります。

イベントマネージャでイベントを整理し、主CVと補助CVを区別して記録します。ただし、妊娠や治療内容といったセンシティブな健康情報を、不要に広告計測へ送らない前提で設計しましょう。

設置の前に、何を予約完了とみなすかを院内で決めておきます。Web予約の完了画面、電話タップ、フォーム送信のどれを主CVとするかを明確にすると、計測のぶれが減ります。

週次で見る広告指標と保存・遷移の読み方

週ごとには、表示1000回あたりの費用、クリック率、クリック単価、予約1件あたりの費用、予約率を確かめます。数字が急に動いたときは、クリエイティブや配信面に原因がないかを見ます。

保存やプロフィール遷移は、予約の前ぶれとして読みます。これらが伸びているのに予約が増えないなら、LPや予約導線に目を向ける番です。

月次で見直すクリエイティブとLP、導線

月ごとには、クリエイティブ、配信面、LP、予約導線をまとめて見直します。反応の弱い広告を入れ替え、効いている見せ方を増やし、LPの分かりにくい部分を直していきます。

あわせて、審査落ち、計測タグの不備、重複した問い合わせ、診療対象外の問い合わせがないかも点検します。管理画面のCVを、実際の来院や治療開始と同じものとして扱わない姿勢が大切です。

予約台帳や電話履歴、来院実績と照らし合わせると、本当に成果を生んだ広告が見えてきます。数字の見かけに振り回されず、来院につながった流れを増やしましょう。

産婦人科・不妊治療クリニックのInstagram広告で最初に見直したいこと

Instagram広告で最初に見直す表現・導線・計測のチェック項目

まず手をつけるべきは、表現の安全性と予約導線の点検です。クリエイティブ、配信面、プロフィール、LP、計測のどこが弱いかを順に確かめると、広告費を活かす道筋が見えてきます。

出稿前に確認したい土台の3つから5つ

出稿前に確かめたい土台は多くありません。広告クリエイティブの安全性、配信面とオーディエンスの切り分け、プロフィールの整備、LPと予約導線、医療広告の表現チェックの5つに絞れます。

  • クリエイティブの安全性
  • 配信面とオーディエンスの切り分け
  • プロフィールの整備
  • LPと予約導線のつながり
  • 医療広告ガイドラインに沿った表現

この5つが整ってから出稿すると、無駄打ちが減ります。逆に、どれか一つでも欠けると、広告費が予約に結びつきにくくなります。

表現の安全性と配信、計測の点検順序

点検の順番は、まず表現の安全性、次に配信とオーディエンス、最後に計測です。妊娠保証や年齢不安の煽り、断定的な言い切りが残っていないかを真っ先に確かめます。

そのうえで配信面と地域、新規と再訪の切り分けを見直し、MetaピクセルとConversions APIで予約を計測できているかを確認します。週次と月次の見直しを続けると、改善が積み上がります。

広告費を活かすための優先順位

産婦人科・不妊治療クリニックの勝ち筋は、夫婦で相談しやすい雰囲気と、検査・治療・費用の正直な説明にあります。煽らず、保証せず、相談の入口を丁寧に示すクリニックを、患者は選びます。

明日からは、まず広告とLPの表現を点検し、予約導線がスマートフォンで迷わず進めるかを確かめてみてください。順番を守れば、広告費は着実に予約へと変わっていきます。

産婦人科・不妊治療クリニックの他媒体の広告運用ガイド

この記事を書いた人Wrote this article

AIで集患している人@山岡

AIで集患している人@山岡

自社の本業は医薬部外品等のネット通販。某巨大企業の社畜マーケターとしても活動中。個人マーケと大手マーケ、社長と社畜、の両岸を現在進行形で行っているのが最大の強み。某メジャー競技で全国優勝多数の元アスリート。生活も仕事もストイックすぎて誰ともなじめず友達はいないが悩んでもいない。AIエージェントをフル活用した「集患の全自動化」に挑戦中。すでに全自動化の仕組みは完成しており現在はテストを繰り返してバグを修正中。

執筆者・監修者について

監修者Supervisor

Dr.大木 沙織(おおき さおり)

皮膚科医 / 内科専門医 / 大木皮ふ科クリニック副院長

順天堂大学医学部卒業後、済生会川口総合病院・三井記念病院にて臨床研修を修了。現在は医療法人社団緑生会 大木皮ふ科クリニック(神奈川県相模原市)副院長。皮膚疾患全般に加え、内科・総合診療にも精通。当サイトの全記事の医学的正確性の監修を担当。