地図アプリ策 category

AppleマップやYahooマップの集患|Google以外の地図アプリ攻略法

クリニックの集患対策といえばGoogleマップが定番ですが、それだけでは来院してもらえない患者層が存在します。iPhoneユーザーはAppleマップ、Yahoo!検索を使う中高年層はYahoo!マップ、車で通院する方はカーナビ経由でクリニックを探しています。

Google以外の地図アプリにも自院の情報を正確に登録し、患者さんとの接点を増やすことが、安定した集患への近道です。このカテゴリでは、各地図アプリの攻略法を個別記事で詳しく解説しています。

対策の優先順位からプラットフォームごとの具体的な登録手順まで、院長先生がすぐ実行に移せる情報をまとめました。

Googleマップだけに頼ると、取りこぼす患者層がいる

Googleマップの対策は集患の土台ですが、iPhoneユーザーやYahoo!検索を好む層にはリーチしきれません。対策を1つのプラットフォームに限定すると、来院の可能性がある患者さんを競合に渡してしまう結果になります。

Appleマップに登録しないと、iPhoneユーザーには見つけてもらえない

日本のスマートフォン市場でiPhoneのシェアは非常に高く、iPhoneユーザーの多くは標準搭載のAppleマップをそのまま使っています。Googleマップをわざわざダウンロードしない層も少なくありません。

Appleマップにクリニック情報が登録されていなければ、この大きな母数の患者さんから自院が「存在しないクリニック」として扱われてしまいます。Appleビジネスコネクトを使えば無料で情報を登録できるため、対策しない手はないでしょう。

iPhoneユーザーからの来院を増やすための登録手順を知りたい方へ
Appleビジネスコネクトでクリニック情報を登録する具体的な手順

Yahoo!マップ経由の患者さんを見逃していませんか?

Yahoo! JAPANは国内で根強い利用者を持つポータルサイトです。特に40代以上の層やPayPayユーザーがYahoo!検索から地図を開き、近くの医療機関を探す行動パターンが定着しています。

ヤフープレイスへの登録は無料で完了でき、Yahoo!マップ上に自院の診療時間や住所を正確に表示させることが可能です。中高年の新規患者を安定して獲得したい院長先生にとって、見逃せない集患チャネルといえます。

Yahoo!マップからの集患を始めるための登録方法と経営上のメリットをチェック
ヤフープレイスの登録方法とクリニック経営への活かし方

Google以外の地図アプリの優先度比較

地図アプリ主な利用者層対策の優先度
AppleマップiPhoneユーザー全般高い
Yahoo!マップ中高年・PayPay利用者高い
BingマップWindowsユーザー中程度
カーナビ地図車通院の患者立地による

どの地図アプリを優先して対策すべきか迷ったら、まずは自院の患者層のデバイスや検索行動を振り返ってみてください。

地図アプリごとのユーザー属性を押さえれば、集患の死角はなくなる

各プラットフォームを利用する患者層の特徴を把握すると、対策の優先順位が明確になります。iPhone利用者、車通院の高齢者、Windowsデスクトップ中心のビジネス層では、クリニックの探し方がまったく異なるからです。

iPhone・カーナビ・PC検索で患者さんの行動パターンは全く違う

iPhoneユーザーはSiriや標準マップで「近くの内科」と検索し、表示された候補の中から選ぶ傾向があります。一方、車で通院する患者さんはカーナビの目的地検索に施設名を入力するため、地図データベースに自院が登録されていなければ候補に表示されません。

郊外や地方の駐車場を備えたクリニックでは、カーナビからのアクセスが来院経路の大きな割合を占めるケースもあります。主要な地図データベースへの情報登録と定期的な更新を行うことで、こうした患者層を取りこぼさずに済みます。

カーナビの地図データベースにクリニックを表示させる方法の解説を読む
カーナビ検索にクリニックを表示させるデータベース登録の方法

Bingマップを使うビジネス層にもクリニック情報を届けよう

Windows PCを使う会社員や経営者は、Edge経由でBing検索を利用するケースが多く、Bingマップ上の地図情報がそのまま表示されます。職場の近くで医療機関を探す「ランチタイム受診」や「仕事帰り受診」の導線を押さえるには、Bingマップへの登録が効果的です。

MicrosoftのPlaces for Businessから無料で登録でき、Google ビジネス プロフィールと同様に営業時間や写真の掲載が可能です。登録にかかる手間はわずかですが、競合が対策を見送りがちな領域だからこそ、差別化のチャンスが生まれます。

WindowsユーザーやBing検索層へリーチする登録手順について詳しくまとめました
Bingマップへのクリニック登録手順と活用ポイント

  • Appleマップ → Appleビジネスコネクトから登録
  • Yahoo!マップ → ヤフープレイスから登録
  • Bingマップ → Places for Businessから登録
  • カーナビ地図 → ゼンリンなどの地図データベースに情報提供

いずれのプラットフォームも基本的に無料で登録できます。1日30分程度の作業時間で完了するものが多いため、まとめて着手するのが効率的です。

Yahoo!プレイスのクーポンや投稿機能で地域の患者さんに直接アプローチする方法をチェック
Yahoo!プレイスの投稿・クーポン機能を使った地域集客の強化策

複数の地図アプリを横断して、クリニックの集患力を底上げする

各プラットフォームに個別登録するだけでなく、情報の一貫性を保つ「サイテーション対策」と、音声検索への対応を組み合わせることで、集患効果は大きく伸びます。

サイテーション対策で検索順位とクリニックの信頼度を同時に高める

サイテーションとは、インターネット上のさまざまな場所にクリニックの名称・住所・電話番号(NAP情報)が一致した状態で掲載されていることを指します。GoogleマップもAppleマップもYahoo!マップも、外部サイトのNAP情報を参考にして検索順位を決定しています。

逆に言えば、プラットフォームごとに電話番号の表記が「03-1234-5678」と「0312345678」で揺れていたり、住所に「ビル3F」と「ビル3階」の違いがあったりすると、検索エンジンからの信頼度が下がってしまいます。

全プラットフォームでNAP情報を統一し、定期的に誤りがないか確認する運用体制を整えることが、地図アプリ対策全体の底上げにつながります。

複数のプラットフォームで情報を統一するサイテーション対策の全体像を知りたい方へ
地図アプリの相乗効果を生むサイテーション対策の具体的な進め方

音声検索でSiriから「選ばれるクリニック」になる条件

「Siri、近くの耳鼻科を教えて」と話しかけるだけでクリニックが表示される時代になりました。Siriが情報を取得するのはAppleマップであり、Appleビジネスコネクトに正確な情報を登録しておくことが指名予約への第一歩となります。

口コミの評価や情報の鮮度も、Siriが推奨するクリニックの選定基準に影響します。診療時間の変更や臨時休診の情報をリアルタイムで更新し続けることで、音声検索からの来院率を着実に高められるでしょう。

対策項目効果が出る範囲更新頻度の目安
各アプリへの情報登録登録先のアプリ内検索開業時+変更時
サイテーション統一全プラットフォーム共通四半期に1回
口コミ・投稿の更新該当アプリの検索順位月1〜2回

よくある質問

Google以外の地図アプリ対策は、クリニックの集患にどの程度効果がありますか?

Googleマップだけに頼った集患では、iPhoneの標準マップやYahoo!検索を使う層を取りこぼしてしまいます。日本ではiPhoneのシェアが高く、Appleマップやヤフープレイスに正確な情報を登録するだけでも、新規患者との接点は着実に増えます。

特にAppleマップとYahoo!マップは対策している競合がまだ少ないため、先に取り組むほど差別化の効果は大きくなるでしょう。

Appleマップへのクリニック登録は無料でできますか?

はい、Appleビジネスコネクトを通じて無料で登録できます。Apple IDがあればすぐに手続きを始められ、診療時間や住所、写真などの基本情報を掲載可能です。

登録後はSiriの音声検索結果にも自院が表示されるようになるため、追加費用をかけずにiPhoneユーザーからの認知を広げられます。

Yahoo!マップとAppleマップは、どちらを先に対策すべきですか?

自院の患者層によって優先順位は変わります。iPhoneユーザーが多い都市部のクリニックであればAppleマップを優先し、中高年やPayPay利用者が多い地域ではYahoo!マップから着手するのが効果的です。

どちらも登録作業そのものは30分程度で完了するため、可能であれば同時に進めることをおすすめします。

サイテーション対策とは、具体的に何をすればよいのですか?

サイテーション対策とは、インターネット上のあらゆるサイトでクリニックの名称・住所・電話番号(NAP情報)を統一することです。Googleマップ、Appleマップ、Yahoo!マップ、Bingマップ、医療系ポータルサイトなど、掲載先すべてで表記を揃えます。

表記が揺れていると検索エンジンが「別の施設」と判断してしまう場合があるため、四半期に1回は各サイトの情報を確認し、修正する運用を続けることが大切です。

カーナビ経由の来院を増やすには、どの地図データベースに登録すればよいですか?

国内のカーナビの多くは、ゼンリンやインクリメントP(現ジオテクノロジーズ)などの地図データベースから施設情報を取得しています。これらのデータ提供元に自院の情報を正確に登録・更新することが、カーナビ検索への表示につながります。

特に郊外で駐車場を完備しているクリニックでは、カーナビからの来院数が多い傾向にあるため、早めに対応しておくと集患の取りこぼしを防げます。

この記事を書いた人Wrote this article

AIで集患している人@山岡

AIで集患している人@山岡

自社の本業は医薬部外品等のネット通販。某巨大企業の社畜マーケターとしても活動中。個人マーケと大手マーケ、社長と社畜、の両岸を現在進行形で行っているのが最大の強み。医者嫌いで有名で、Xは医者の悪口だらけなのでブロック推奨。メジャー競技で全国優勝多数の元アスリート。生活も仕事もストイックすぎて誰ともなじめず友達はいないが悩んでもいない。「集患はナンパの応用」が持論。

執筆者・監修者について

監修者Supervisor

Dr.大木 沙織(おおき さおり)

皮膚科医 / 内科専門医 / 大木皮ふ科クリニック副院長

順天堂大学医学部卒業後、済生会川口総合病院・三井記念病院にて臨床研修を修了。現在は医療法人社団緑生会 大木皮ふ科クリニック(神奈川県相模原市)副院長。皮膚疾患全般に加え、内科・総合診療にも精通。当サイトの全記事の医学的正確性の監修を担当。